『俺と家族は巻き込まないでくれ』
と笑い混じりに言われたことを
まだ少し気にしています。
本当かどうかしらないけれど
お兄ちゃんの奥さんは恐妻で
いつでも出せるように離婚届を用意してあるとか。
私も女の恨みが怖いこと知ってるよ。
*
先週に比べるとだいぶ客観的というか
過去を過去として認識できるようになってきたような。
*
悔しかったのは
あんなに学生時代
『看護の子とは絶対付き合わない』
と毛嫌いしていたくせに
結婚したのはやっぱり看護師だったこと。
そしていわゆる病棟の看護師だったこと。
悔しいというより
許せない、のほうが感情的に近い。
*
正しい表現ではないかもしれないけど
お兄ちゃんのことはまだ好き。
あの笑顔が見たくて尽くし続けたあの頃。
そして尊敬すべき彼の志。
彼が前を進んで勉学に勤しんでいたから
私も追いつこうと必死になれた。
いつも私をリードしてくれる存在。
ときには私がリードして。
いい仲間だった。
その思いは今でもある。
*
追いかける存在を失ったこと
私の存在できた隙間が今はないこと
それが喪失感?
今も自分の気持ちがわからない。
ただ今の日常が私の人生であることに間違いは無い。
現実逃避したいだけなのかな。